Denmark, Copenhagen
北欧デンマーク幼稚園研修プログラム
2018年4月
平松怜佳さん(大学生)
写真:深田さん(左)平松さん(右)
森の幼稚園研修
森の幼稚園の子供たちは自ら遊ぶ力が強くて、私もとても楽しませてもらい、新しい発見もありました。森の幼稚園に行くまでは、落ち葉の上は暖かいこと、坂を転がると楽しいこと、自然の素材は幅広く遊びに使えることなど知らなかったことを、自ら体験して知ることが出来ました。
子ども達は、私たち(友人の深田さんと)がデンマーク語を理解できないことがしばらくわからなかったようで、初めから驚くほど、話しかけてくれました。言葉が分からなくても、表情や身振り手振りで何をしてほしいのか、何を私に言おうとしているのかわかることがあり、子ども達の気持ちに応えられた時に一緒に笑えた時は嬉しかったです。
ある女の子が白い紙に赤丸を描いて私たちにプレゼントしてくれました。初めは何かわかりませんでしたが、日本の国旗であることに気付き、私たちが来たことによって日本について少しでも知ろうとしてくれている気持ちに感動しました。さらに、1週間しかいない、あまり聞きなれない日本人の名前を覚えて、子供が名前を呼んでくれた時、本当に驚きました。
先生方は全員がとても親切で、質問に丁寧に答えてくださったり、分かれて活動する時は私たちにどうしたいかを聞いてくださったり、私自身リラックスして研修に参加することができました。先生方一人ひとり、余裕があるように感じられ、無駄な動きがなく、機械に頼るところは頼り、人間の力がいるところは使い、上手く時間を作っていると感じました。たまたまデンマーク人の実習生もいて、デンマークでの実習事情なども聞くことが出来ました。
研修最後の日には、私たちが喜んで食べていたペーストをプレゼントしてくださったり、デンマーク伝統のケーキを作ってきてくださったり、他のクラスの先生方ともゆっくりといろいろな話をする時間を作ってくださいました。保護者の方も、日本人である私たち二人に「日本のどこから来たの?」「なぜここに来たの?」と英語でたくさん話しかけてくださって、素敵な幼稚園で研修が出来ていると感じることが良くありました。
写真:落ち葉の上で寝てみる
ホームステイ
私がいる場では、基本的に英語で話してくれました。時々、ホストマザーのお母さんがFACETIMEを利用して通訳をしたり、私の心配をしてくださいました。娘さんがギャップイヤー(高校と大学の間の1年ホリデー)、日本に来る予定がある為、日本の文化、日本人の考えなどの話もし、デンマークのことも教えていただきました。
「明日観光に行く!」と伝えるとどういうプランで行くとスムーズに行けるか丁寧に教えてもらいました。
到着した翌日の日曜日、ホストマザーと娘さんと友人の深田さんコペンハーゲンを観光しました。自転車のレンタルの仕方を教えていただいたり、いろいろな場所に連れて行ってもらったりしました。金曜日は美術館に連れて行ってもらい、生演奏を聴きながら、夜ご飯を食べ、楽しく過ごすことが出来ました。
ホストファーザーは、私が滞在している間、少し遠いところで仕事をしていたようで普段は仕事場の近くに寝泊まりをしているそうですが、私がいるからと言って、毎日帰ってきてくれました。毎朝、起きたか部屋まで確認してきてくれました。最終日の朝にプレゼントとお手紙を頂き、最初から最後まで本当に親切にしていただきました。
観光
・アイスクリーム屋さんにいくつか行ったのですが、MUNCHIESが一番おいしかったです。
・ラウンドタワーはコペンハーゲンを一望でき、素敵な場所でした。
・superkilenという公園は、地面に書かれている白線のうねりが面白かったです。夕方に行くと人もそんなにいなくてほぼ貸し切り状態で楽しむことが出来ました。
・ニューハウンはかわいい北欧らしい建物が並んでいて写真映えしました。
印象に残ったこと
言葉が通じなく、何度ももどかしくなることがありました。ホストマザーにそのことを相談した時、「子ども達に話しかけるとき、何語でしゃべっているの?」と聞かれ、「英語!」と答えると、「なぜ英語なの?子供たちは英語わからないでしょ?それなら自分の言葉で話した方が、自然と身振り手振りが出て、伝わることもあると思うよ!」と教えてくださいました。
次の日から、関西弁で子供たちに話しかけるようにしました。関西弁で話すと、身振り手振りも多く出て、子供たちに伝えたいことが伝わることも増えました。
最終日には多くの子どもがボディーランゲージで伝わることに気付いて、ボディーランゲージで伝えたいことが伝わるということも増えました。ホストマザーの助言が本当にありがたかったです。