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​小川成美さん(大学生)

2019年2月

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一般幼稚園研修

初めは言葉がわからず、子供たちのデンマーク語もわからないので、大変なところに来てしまったと感じましたが、子供たちと一緒に遊んだり先生方と話をしていくうちに楽しめるようになりました。また、簡単なデンマーク語、「名前は何ですか?」「私の名前は~です」を言えるようにしていたので、子供たちに聞かれた時も答えることができ、意思疎通ができたので嬉しかったです。簡単な挨拶も覚えて行ったので、先生方に会った時にも、「ゴッモーン!」と挨拶することができました。自分から挨拶するとみなさん笑顔で返してくれて気持ちが良いので、挨拶はどこの国でも大切だと感じました。

一般幼稚園研修

また、折り紙を子供たちとした時は、すごく喜んでくれて嬉しかったです。子供たちにとって少し難しいのでお手伝いしながら一緒に作りました。できない時には「ヘルプミー!ヘルプミー!」と子供たちが言って頼ってくれたのが嬉しかったです。

先生方もとても優しく、今やっている活動の説明や、私の疑問に答えてくださいました。中でも園長先生はゆっくり丁寧な英語で答えてくださいました。私は英語が得意ではなかったので、聞きたいことや思ったことを調べ、英語でノートに書いて持って行っていました。そのおかげで、口で伝わらないことも文字で伝えることができました。コミュニケーションは言葉だけでなく、文字や表情、動作などでも伝え合うことができるということを学びました。

園の子供たちの様子を見ていると、子供たち一人一人がしっかりと自己を持っているなと感じました。イヤなことははっきりとイヤ!私はこれをやる!という主張がみんなできていることに驚きました。園の活動の中でも、自分の意見をしっかりと言うことに重点を置いていたり、食事やおやつなども、自分が食べる量を自分で決めていたりすることがわかりました。幼稚園の頃から「自分で決める!」という経験をしているため、一人一人が自信を持ち、相手や先生に任せるのではなく自分で考える力が身につくのだと感じました。

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​写真:子供たちと折り紙

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​写真:幼稚園のランチ

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​写真:ホストファミリーの子供たち

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ホームステイ

とても優しい4人家族でした。お母さんが日本人でお父さんがデンマーク人の方でした。子供たち二人は遊ぶのが大好きでかくれんぼやトランプなどで遊ぶことができ、仲良くなれて嬉しかったです。ご両親は二人とも料理がとても上手で毎日晩御飯が楽しみでした。デンマーク料理の肉団子や、サーモンが入ったキッシュなど、どれもすごく美味しかったです。

また、週末は家族の皆さんと一緒に過ごしました。土曜日はご両親の友人を招いてホームパーティーに参加しました。お父さんがデンマーク料理のフレスケスタイという豚肉のかたまりを焼いてくれました!皮がカリカリしてすごく美味しかったです。お母さんも、パーティーの為、自分のワンピースを私に着せてくれて嬉しかったです。日曜は私が行きたかったチボリ公園に連れて行ってくれました。子供たちとアトラクションに乗ったり、一緒にポップコーンを食べたり楽しい時間を過ごすことができました。私の英語が勉強不足だったため、お父さんや友人の方々の会話についていけないことがあり、もっと話せたらよかったと強く思いました。英語、デンマーク語をもっと勉強して、また会いに行きたいです!家族や友人と過ごす時間がゆったりしていて暖かな空気に包まれていました。私も自分の家族や友人と過ごす時間を大切にしていこうと感じました。

観光

行ったところ、お勧めのところ。

ラウンドタワー登るまでずっと坂道になっていて面白いです。また頂上からデンマークの街並みを一望できるのですごく気持ちいいです!

ニューハウン、人魚姫、ストロイエ街並みがすごく綺麗で可愛かったです。

クリスチャンボー城、ローゼンボー離宮、アマリエンボー宮殿街中にお城があるのでびっくりします。アマリエンボーの兵隊が交代しているのも見れました。

チボリ公園:冬の時期は最近営業し始めたとのことで、運良く冬のチボリに行くことができました。

イヤマ:イヤマのものは全部可愛かったです!トートバッグは安くて可愛いのでたくさん買うといいと思います!

コンディトリエット・ラ・グラス:市内にあるケーキ屋さんに行きました!高級感があって入るのに少し勇気がいりましたが美味しかったです。

​〇スモールズ・ボルシャー:手作り雨の専門店です。ファミリーに連れて行ってもらい、飴の詰め合わせまで買っていただきました!柄も可愛くておいしいです。

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印象に残ったこと

日本とデンマークの違いを強く感じました。デンマークでは幼児の頃から自分の意見や主張することが大切であると考えられているため、一人一人が自信を持っていました。そしてその生き方はとても素敵だと感じました。また人間関係でも、上下関係がなくみんな平等であるという考えがあることが分かりました。子供たちも園長のことを名前の呼び捨て(ファーストネーム)で呼んでいることには驚きました。それほどみんなが同じ人間であると感じているからこそ、競い合うことも見下すこともないのだと感じました。

日本人は幼児期の頃から、みんなで同じことをしなければならない、という考えや教育をしているため、幼児期からもうすでに違いが生まれているのだと分かりました。誰のために保育をするのか、何のために保育をするのかを改めて考え直し、日本の保育の問題点などを解決していくべきだと感じました。まずは自分がしっかりと自分の意見を言うようにしていきたいと思います。そして、将来保育士になったときに、子供たちの意見や考えを尊重し、子供たちの幸せのために何が必要なのかを考えられるような保育士になりたいと思いました。デンマークの保育で学んだことを忘れずにこれからの保育や自分の子育てにも生かしていきたいと思います。

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​写真:ニューハウンにて

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